「将棋ウォーズで初段を目標にしているけれど、いつまで経っても昇段できない。」「昇級したいけど、何をすれば良いか分からない。」このような考えをお持ちの級位者の方はいませんか?
級位者の方にとって初段に到達することは大きな目標であると同時に大きな壁でもあると思います。
しかし初段は正しい勉強を継続して続けていけば誰にでも到達することは可能です!
今回は将棋ウォーズ初段になるまでの勉強方法と必要な心構えについて解説していきます。
将棋ウォーズで初段になるための勉強法
得意戦法の定跡書を読む
将棋ウォーズをプレイされている方のほとんどはご自身の得意戦法をお持ちだと思います。
もし「この戦法で有段者になる」と決めている得意戦法があれば最低でも1冊はその戦法の定跡書を読んでおきましょう。
定跡書を読むことのメリットは以下があります。
- 戦法における理想形を知ることができる→再現性のある将棋が指せる
- 序盤でも相手の細かな変化に対応できる→序盤で不利になりづらくなる
- 序盤で使う時間を節約できる
3手詰めを完璧にする
まずは詰め将棋のメリットから解説します。
- 終盤における読み抜けを減らせる
- 頭の中で将棋盤を動かす訓練になる
- 予め自玉の詰みを発見し回避できるようになる
- 駒の働きを最大限に活用できるようになる
詰将棋でオススメする勉強法は3手詰めの問題をひたすら繰り返すことです!
3手詰めを完璧にすることで詰みの形や詰ますために必要な駒を把握することができます。
まずは3手詰から完璧にしましょう!
寄せの形を覚える
寄せの力を鍛えるメリットは以下の通りです。詰め将棋と並行して勉強することでさらに効果が大きくなるので是非覚えましょう。
- 少ない駒で相手の王様を受けなしの状態にできる
- 寄せやすい形を知ることができる
- 駒の働きを最大限に活用できるようになる
苦手な戦法の対策をする
有段者になるためには弱点をなくしていくことが非常に大切です。
今まで対局してきた中で自分が苦手としている戦法があれば徹底的に対策しましょう。得意な形だけでなく苦手な形も勉強することで勝率アップにつながります。
今は本やネットから簡単に調べることができるので面倒臭がらずにやりましょう!
将棋ウォーズ初段になるためにおすすめの棋書
詰め将棋の根幹となる3手詰を学ぶことができる名著です!
実戦でもすぐに使える寄せ方を学ぶことができます。
解説や不正解手順の変化も勉強になるのでしっかり読み込みましょう。また対局前の頭の体操としても使えます。
前述の 【新版】3手詰ハンドブックの続編です。
筆者は2冊の合計400問を繰り返し勉強し続けるだけで読み抜けが圧倒的に減りました。
終盤の寄せの最も大事な基本の形から実戦にも応用が効く形まで網羅的に学習することができる本です。
寄せの手順だけでなく基本の考え方も学ぶことができ、終盤力のアップには欠かせません。
プロ棋士や多くの有段者も本書をおすすめしています。
筆者は級位者から初段になるまでは「右四間飛車」を主に採用していました。
本書の特徴は実戦形式の局面を次の一手形式で考えて読み進めていくものです。
考えながら読み進めていくだけで右四間飛車の基礎を学ぶことができます。
将棋ウォーズで初段になるための心構え
毎日継続して将棋の勉強をする
ここでいう勉強とは対局ではなく詰め将棋を解いたり苦手分野を克服するために勉強することです。
どんなに忙しい日でも少しでも将棋に触れる時間を作りましょう。
将棋が1日や2日でいきなり強くなることはありません。日々の継続が大事です!
終局後に必ず感想戦を行う
対局後は必ず感想戦で序盤・中盤・終盤のどの部分に悪いところがあったのか振り返りましょう。
自身の対局を振り返ることでどこを優先的に鍛えるべきか見えてきます。
自身の強み・弱みを把握した上で勉強に取り組めばより効率的に棋力の向上に期待できます。
対局結果や達成率で一喜一憂しない
私が級位者の頃は勝ち負けや達成率ばかりを気にして対局していました。
「負けて悔しい」という気持ちから思考停止で対局ボタンを押していましたが、結局うまく指せずに負けてしまうことが多かったです。
対局の結果や達成率を気にしてもメリットはありません。自分の納得のいく将棋を指すことにフォーカスしましょう!
初段はあくまでも通過点であると考える
級位者の方にとって初段は最終ゴールでしょうか?おそらく違うと思います。正しい勉強を積み重ねていけば誰でも初段は必ず到達できるので、長期的な視点で初段はあくまでも通過点であるという気持ちを持ち続けましょう!
大事なポイントは日々の積み重ねです!
まとめ
今回は将棋ウォーズ初段になるまでの勉強方法と必要な感じた心構えについて解説しました。
勝てるようになるとより将棋が楽しくなります。
日々の継続を大事にしていきましょう!
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