将棋の「序盤・中盤・終盤」とは?それぞれのポイントや勉強法を解説!

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将棋は1局の流れを大きく分けると「序盤・中盤・終盤」の3つに分類されるといわれています。

ですが一言で「序盤・中盤・終盤」と言っても、ざっくりしていて分かりづらいですよねw

そこで今回は「序盤・中盤・終盤」の定義や実戦中に意識するべきポイント・それぞれの勉強法について解説していきます。

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目次

将棋の序盤

序盤の定義

将棋の序盤とは一言で言えば駒組みから駒がぶつかって戦いが起こる前の段階の状態を指します。

まずは自分の戦いやすい形を作り、相手の攻撃に備えることを意識しましょう!

序盤のポイント

玉を囲う

将棋は玉が取られたら負けてしまうゲームなので、まずは攻めよりも守りを優先しましょう!

理想は玉の周りを金銀3枚で固めると良いとされています。

攻めの形を作る

将棋の序盤は守りの陣形を作る事と並行しながら攻めの形を作ることも重要です。

攻めの基本は飛車や角といった大駒の効きを活かしながら数の攻めで敵陣を突破することです!

相手の形を見ながらバランスの良い形を目指しましょう!

駒をダダで取られない

将棋の序盤では駒をタダで取られない事はとても重要です。

将棋はお互いの戦力が20枚vs20枚の状態からスタートします。

駒1枚取れるだけで21枚vs19枚になり不利になるので、戦果もなく駒をタダで取られないようにしましょう!

序盤の勉強法

定跡書を読む

将棋の定跡書は将棋の天才であるプロ棋士が長い時間をかけて研究したものを分かりやすくまとめた本です。

これを読まない手はありません。自身の得意戦法・または勉強したい戦法の定跡書を最低でも1冊は購入して勉強しましょう!

また定跡書を読むことで、将棋のよいとされる形を覚えながらも攻めや守りのバランスが取れた駒組みを自然に組めるようになるというメリットがあります。

戦法を絞って勉強する

将棋には王道の戦法や奇襲の類の戦法などありとあらゆる戦法があります。

すべての戦法について知りたい気持ちは分かりますが、まずは1つの戦法を集中して勉強することをおすすめします!

1つの戦法に絞って勉強する事で短期間でその戦法のたくさんの経験値を得る事ができますし、相手の対応も限定しやすくなることで対策の範囲を減らす効果にも期待できます。

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将棋の中盤

中盤の定義

中盤は定義は人によって別れやすいので曖昧になりがちですが、共通している事は具体的な有利を作る事を目指していく段階のことであると思います。

状況次第では攻めるだけではなく、守りに徹する判断も必要になってきます!

中盤のポイント

駒得を目指す

将棋の中盤は駒得をすることが1つの大きな目標になります。

自身の価値の低い駒と相手の価値の高い駒を交換できればそれだけ戦力差を広げることができます。

逆を言えば相手に駒得されないことも大切です。

強力な成駒を作る

強力な成駒は相手陣地を攻略する起点になりやすいです。

具体的には龍や馬・と金などが作れれば非常に大きいです。

攻めと受けのバランスをとる

ずっと攻め続けながら勝つことができれば楽ですが、実際の対局ではそううまくはいきません。

中盤では自身の攻めを通すことと同じくらい相手の攻めを未然に防ぐことが重要になってきます。

攻守のバランスを意識して戦いましょう

中盤の勉強法

手筋を覚える

将棋には手筋と呼ばれる「駒の働きを最大限に活かして相手の陣形を攻略する手」があります。

手筋をたくさん覚える事で実戦でも最小の戦力で大きな戦果を挙げやすくなります

手筋は今までの将棋の歴史の中でよい考え方とされる「将棋の格言」と通じることも非常に多いので是非覚えましょう!

実戦の振り返りを行う

将棋の中盤は序盤の「事前に知っていることが多い局面」とは違い、「今まで経験したことのない形」や「候補手が複数あり非常に難解な局面」に出くわすことが多いです。

実戦で分からなかった局面は後で必ず振り返りをして棋力の向上につなげていきましょう!

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将棋の終盤

終盤の定義

終盤は「とにかく先に相手の玉を詰ますこと」が目標です。

中盤までで作った有利や攻めの拠点を生かして勝ち切ることを目指しましょう!

また終盤はお互いの玉を詰ますスピード勝負になりやすいので最も逆転が起こりやすいです。

終盤のポイント

相手の玉に詰めろをかける

詰めろ」とは次に相手が正しく受けなければ玉を詰ますことができる状態のことを指します。

詰めろをかける事によって相手の玉にプレッシャーをかけたり、相手に持ち駒を使わせる事を強制して相対的に自玉を安全にすることもできます。

「詰めろ」で大事なポイントは自分が指した手が詰めろであることを認識した上で指すことです。

「なんとなく指したら詰んだ」ではなく、「読みを入れ見通しを立てた上で詰めろを指すこと」を心がけましょう

先の見通しのない王手はしない

将棋の格言に「王手は追う手」という格言があります。

これは見通しのない王手をかけ続けても相手玉を捕まえられない上に、攻め駒が不足してしまって負けにつながってしまうことをいいます。

しっかりと先を読んで見通しのない王手はしないようにしましょう。

序盤・中盤に比べ1手の価値が大きい

終盤は1手のミスが勝敗に直結しやすいと言われています。

終盤は1手1手丁寧に指すことを心がけましょう!

終盤の勉強法

詰将棋を解く

終盤力を鍛える最も手っ取り早い方法は詰将棋を解くことです。

詰将棋を解くことによって頭の中で駒を動かす練習になりますし、終盤の読み抜けを大幅に減らすことができます。

3手詰が解けるようなるだけで終盤力は大きく向上して逆転負けされることが少なくなるはずです。

難しい問題を解く必要はありません。簡単な問題から解きはじめましょう!

寄せの手筋を覚える

寄せ」とは相手の玉を詰ます、または詰めろをかけるための準備段階の事をいいます。

終盤における寄せの手筋を覚えることで駒の効率を最大限まで高め、少ない攻め駒で確実に相手の玉を詰ます事が可能になります。

また詰将棋と合わせて勉強することで終盤力の底上げに期待できます!

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まとめ

今回は「序盤・中盤・終盤」の定義や実戦中に意識するべきポイント・それぞれの勉強法について解説していきました。

少しでも参考になれば幸いです。

序盤・中盤・終盤

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